先に断っておくと、ぼくはプログラマーじゃない。
コードなんてろくに読めないし、正直HTMLとCSSの違いすら怪しかった時期がある。
そんなぼくが最近、ある地方の卓球場のホームページ改善を手伝っている。
WordPressで予約システムを入れて、設定して、不具合が出たら直す。
……と書くと、なんか普通にできる人っぽい。
できませんw
少なくとも少し前までのぼくなら、WordPressの奥の方で何かおかしくなった瞬間、
「はい終了。専門家お願いします」
でゲームセットだった。
ところが最近、AIと一緒に作業するようになって、その境界線がかなり変わってきた。
今回はその話。
予約は入っているのに、メールに日時がない
問題が起きたのは、卓球場のWeb予約システムを調整していたときだった。
管理者側の画面を見ると、
予約日時はちゃんと入っている。
ところが、お客さんに届く通知メールには、
肝心の日時が入っていない。
あれ?
予約したことは分かる。
でも、
いつ予約したんですか??
という、予約システムとしてまあまあ致命的な状態になっていたw
そこでChatGPTに画面のスクリーンショットを見せながら、
「管理者側には日時がある」
「でも顧客向けメールには入っていない」
「この設定がおかしいんじゃないか?」
と一個ずつ確認していった。
で、
「ここが怪しいかも」
という場所を一箇所変更した。
すると。
今度は予約画面そのものが表示されなくなった。
いやいやいや。
直すつもりが壊れてどうすんねん。
AIを使っても普通に失敗する
ここ、AIをあまり使ってない人には意外かもしれない。
AIに聞いたら、
「原因はこれです。ここを直してください」
↓
ポチッ
↓
完成!!!
みたいになると思うやん?
ならんw
AIが出してきた案を試す。
画面を見る。
「あれ、変わってない」
また聞く。
別の場所を直す。
「あ、こっちは直った!」
と思ったら、
「別のところ死んでるやんけ!!!」
みたいなことが普通に起きる。
今回も、さすがに焦って変更した設定を元に戻した。
まず復旧。
ふう。
一旦落ち着け。
そこから改めて原因を探す。
この繰り返しだった。
自分でも途中から、
「行ったり来たり何回同じような作業しとるん……?」
と思ったけど、質問の仕方を工夫しながら折れずに作業を続けた。
HPを立ち上げた時もそうだったけど、コードが読めなくても、質問の仕方を変えればAIの答えも少しずつ変わる。そのズレを何度も作っていけば、どこかで自分が求めていた答えにたどり着くことを知っていたから。
それでも「専門家に丸投げ」しなくなった
以前のぼくだったら、この辺で終わっていたと思う。
WordPressの設定画面の奥。
プラグイン。
データベース。
この辺の単語が見えただけで、
「触ったら爆発する場所」
くらいに思っていたw
でもAIが横にいると、
「これは何?」
「今どこを触っている?」
「元に戻すには?」
「この値は何を意味している?」
を、その場で聞ける。
分からないまま暗闇へ突入するんじゃなくて、懐中電灯を持ったやつと一緒に進める感じ。
しかも実際に失敗しても、
戻す → 考える → もう一回試す
ができる。
すると不思議なもので、今まで「触れない領域」だった場所が、
「慎重に触ればなんとかなる領域」
に変わってくる。
この差はかなりデカい。
AIがやってくれた、ではない
今回いちばん面白かったのはここだった。
ぼくがWordPressを直せるようになってきたのは、
AIが全部やってくれたからではない。
AIが案を出す。
ぼくが見る。
試す。
違和感に気づく。
「いや、そこじゃない」
と戻す。
また別の案を試す。
この往復で進んでいる。
結局、
「なんかおかしい」
に気づくのは人間なんですよね。
これ、文章を書くときともまったく同じだった。
AIに文章を書かせる。
読んでみる。
「いや、そこワイならそんな言い方せんw」
と直す。
AIが答えを出して、
その答えを正解にするのは人間。
WordPressを触っていても同じことをやっていた。
AIは「検索エンジン」より「一緒に迷える相棒」に近い
AIを、
「答えを教えてくれる高性能な検索エンジン」
だと思っていると、この使い方にはならない気がする。
ぼくにとって今のAIは、
分からない仕事を一緒に前へ進める相棒
に近い。
もちろん相棒なので、任せっぱなしにはできない。
こっちが何も見ず、
「全部よろしく!」
とやったら、普通に二人揃って崖から落ちる可能性があるw
でも、
「そこ違う」
「一回戻ろう」
「次こっち試そう」
とやり取りしながらなら、一人では絶対に近寄らなかった場所まで行ける。
少し前のぼくなら、
「データベース触る? 無理無理無理」
だった。
今は、
「バックアップある? ほんならちょっと見てみるか」
くらいにはなった。
この変化、かなり大きい。
分からないことが「できない理由」じゃなくなってきた
その卓球場のホームページは、まだ完成形じゃない。
これからもたぶん、
「あれ?」
「なんでやねん」
「直った!!!」
「……別のとこ壊れとるやんけ」
を繰り返すと思うw
でも、以前とは決定的に違う。
昔は、
分からない → できない
だった。
今は、
分からない → AIと調べる → 試す → 壊す(いや壊すな) → 戻す → また試す
になった。
もちろん何でも自分でやればいいとは思わない。
専門家に任せた方が早いこともあるし、自分で触るべきじゃない領域もある。
でも、
「ぼくには知識がないから無理」
という壁が、AIによってかなり後ろへ動いた。
これはWordPressだけの話じゃない気がしている。
文章でも、プログラミングでも、仕事でも。
これまで、
「自分の専門外だから」
という理由で閉まっていた扉が、少しずつ開き始めている。
なんか最近、
自分ができることの境界線そのものがズルズル外側に広がってるんですよね。
AI、おっそろしい相棒を手に入れてしもうたかもしれんw


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